ロジストブログ

なんとなくで解くな

なんとなくで解くな

2025年11月29日 07:04

■ なんとなく解いて、なんとなく一喜一憂していないか



数学も英語も社会も理科も国語も、


なんとなく問題を解いて、


なんとなく正解したり、なんとなく間違えたり。


間違えたときはとりあえず


「ケアレスミスでした」で片づける。


こういう勉強を続けていて、


本気で点数が上がると思っているなら相当危ないです。


多くの中学生がこのパターンにハマっています。


問題を前にして「感じている」だけで、


まったく“考えていない”。


■ 感覚で解いても、実力にはならない


「なんとなく解けた」


「なんとなく訳した」


「なんとなくこれかなと思ってマークした」


たまたま正解していたら見直しもせず、


間違えたら「ケアレスミス」ですべて終了。


そのまままた次の問題を“なんとなく”解き続ける。


テストの点数だけ見て一喜一憂して、


テストの中身を精査しない。


これでは、どれだけ時間をかけても


勉強した“つもり”が増えていくだけで、


実力は積み上がりません。

■ ケアレスミスという言葉で、自分をごまかしていないか


はっきり言いますが、


「ケアレスミス」という便利な言葉に逃げている限り、


成長は止まります。


計算ミスをしたなら、


それは「計算ができていない」という事実です。


スペルミスをしたなら、


それは「正確に書けるレベルまで覚えていない」という事実です。


日本語でひらがなを一文字間違えたら意味が変わりますよね。


英語の一文字だって同じです。


「ちょっと惜しかった」は、


テストでは“ただの不正解”です。


■ 出発点は「できていない自分」を直視すること


出来ていないことから目をそらし、


「本当はできる」「たまたまミスっただけ」と自分を守り続ければ、


いつまでたっても“なんとなく”のレベルから抜け出せません。


本当に強い生徒は、


自分のダメなところをちゃんと見ます。


  • どこで考えが止まったのか

  • どこで公式を間違えて覚えていたのか

  • どの用語の意味を理解していなかったのか

  • なぜこの漢字なのか説明できるか



そうやって「できていない事実」に向き合うからこそ、


一問一問が次につながります。


■ 賢くなるスタートは「なぜ?」を手放さないこと


ロジストが大事にしているのは、


Don’t feel, think.


「なんとなく」ではなく「なぜ?」で勉強することです。


  • なんでそうなる?

  • どうすればそうなる?

  • どうしてその公式を使う?

  • なぜその用語になる?

  • この漢字はどんな意味を持っている?



問題に対して、


しつこいくらいツッコミを入れる。


この「なぜ?」の連発こそが、


本当の意味で賢くなるスタートです。


■ ロジストの結論


「考えない勉強」を続ける限り、


テストの点数は偶然に左右され続けます。


問題を前にしたとき、


なんとなく感じるのではなく、


徹底的に考える。


その「考える癖」が身についたとき、


はじめて点数は安定して伸び始めます。


Don’t feel, think。


勉強で大事なのは、感覚ではなく、思考です。


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