ロジストブログ

「わからない」を先送りすることが当然の社会

「わからない」を先送りすることが当然の社会

2025年12月11日 07:35

小学校で分数や小数が分からないまま中学に進む。


中学で正負の数や方程式が分からないまま高校に進む。


高校で基礎があいまいなまま大学に進む。


こうやって


「分からない」を先送りしたまま進学していく人間は、


本当にきつい。


これは脅しでも何でもありません。


現場で何百人も見てきた、ただの現実です。


しかし、日本という国の制度が


出来なくても進学できる制度の為、


これが多発する仕組みになっています。


■ 中学数学が難しいんじゃない。小学校が終わってないだけ


正負の数、文字式、方程式。


中学数学の最初に出てくる内容は、


正直そこまで難しくありません。


つまずく原因のほとんどは


分数・小数の計算がグチャグチャなまま来ていること。


内容は分かっているのに、


計算だけで答えまでたどり着けない。


これは


「数学が苦手」ではなくて


「小学校が未完成」なだけです。


■ 分からない授業は、勉強じゃない。「苦行」になる


分からない授業を毎日何時間も受けるとどうなるか。


  • 眠くなる

  • やる気がなくなる

  • 授業を聞いているフリをする

  • とにかく時間が過ぎるのを待つ



こうなります。


もうこの時点で、それは


「勉強」じゃなくて「耐久ゲーム」です。


最初から勉強が嫌いだったわけじゃない。


「分からない」を放置された結果、


嫌いになっただけ。


これが本当に多い。


■ 高校は「とりあえず行く場所」じゃない


勘違いしている人が多いですが、


高校は遊ぶ場所じゃない


バイト中心の場所でもない


思い出作りの場所でもない



高校は「勉強する場所」です。


それなのに、


とりあえず高校


みんな行くから高校


なんとなく大学



この流れで来てしまうと、


「分からない」を抱えたまま、


ずっと上のステージに放り込まれ続けることになります。


■ 「大学に行ける」と「行くべき」は別問題


大学は行けるなら行った方がいい。


これは本当です。


でもそれは


「基礎ができていて、勉強できる人」の話です。


小学校の内容もあいまい、


中学内容もなんとなく、


高校の勉強も逃げ続けている。


この状態で大学に行っても、


待っているのは地獄です。


授業は分からない


課題は終わらない


単位は危ない


奨学金の返済だけが残る



これが普通に起こっています。


■ ロジストが「基礎、基礎、基礎」と言い続ける理由


ロジストが口うるさく基礎をやらせるのは、


今のテストのためや内申のためや受験のため


だけじゃありません。


「将来、ちゃんと選べる人間になるため」です。


進学するか就職するかどのレベルに挑戦するか


これを「選べる側」に立つために、


今、基礎が必要だということです。

■ 最後に一つだけ言います


「分からない」を放置したまま進むのは、


一番しんどい生き方です。


でも逆に言えば、


今ここで、基礎からやり直せば、


人生はいくらでも立て直せます。


過去は変えられない。


でも「今の行動」は今日から変えられる。


逃げるか、やるか。


それだけの話です。


ロジストは、


「やる」と決めた人間だけを、本気で引き上げます。


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