
読書と国語
2025年06月08日 08:02
読書をすれば国語が出来るようになる!
これは幻想です。
読書をたくさんする人は国語が得意かというと、
実はそうでもありません。
実際僕はほとんど本を読みません。
幼い時から漫画本以外は読んだことがありません。
これは生徒にも話しましたが、
本はたくさん読むかどうかではなく、
どう読むかです。
本と言えば小説じゃなければいけないこともないですし、
漫画だといけないということもありません。
別に漫画本でもちゃんと読めば良いだけです。
では「ちゃんと読む」とは何でしょうね?
まずは非常に当たり前なことではありますが、
分からない言葉をスルーしないことです。
分からない言葉が出てきたときに、
漫画の場合は周りの絵を見てなんとなくわかったつもりになるのでしょうが、
そこをちゃんと理解して意味を知ることです。
それがちゃんと読むということです。
この前、「にわか」という言葉の品詞と意味を授業で取り扱いました。
「にわか雨」「にわかファン」という言葉を聞いたことがある為、
そういうものから「少し」とか「浅い」とかと予測していた生徒がいました。
このわあkらない言葉の予測は良いことなんですが、
実はこれは予測ではなく、
そう思って生きてきたというだけです。
これが問題で、
ちゃんと調べたことがない。
「にわか」とは「俄か」と書き、
そもそもは形容動詞です。
意味も少ないとか浅いという意味ではなく、
「急に」という意味です。
だから「にわか雨」とは急な雨のこと。
「にわかファン」というのは今までファンではなかった人が急にファンになったことです。
「俄かに信じがたい」というと、
「事態が急すぎて信じられない」という意味になります。
「俄かファン」「にわか雨」というものは
俄か「な」雨、俄か「な」ファンというように、
「な」という連体形の活用語尾を省略した形です。
こういう勉強をロゴスではしています。
今後もうしばらく単語の品詞を考えてもらいます。
語彙力も少ないので、
皆さんが知らなそうな言葉でやってもらいます。
この前は「甚だしい」も出しましたしね。
そういう言葉に触れて、どんな役割を持っているかを考えてもらって、
語彙力を伸ばしつつ、品詞の役割を知り、
それを読解につなげていく流れで進めます。
本来国語とはこうあるべきです。
学校の授業のように根拠のない読解をやっていては
国語は伸びません。
ということで、
読書をするなら、読書の方法が国語に影響するということです。
別に本なんてなんでもよいし、
しなければいけないものでもありません。
そもそも読書は娯楽です。
強要されるものではありません。
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